いろいろな会話(パキスタン編)

<連絡箱よりの抜粋>


98/07/12

----R・B----

 

えらいことなってきたわ。

核実験以来、パキ経済はガタガタなってきて(元々そうやけど)、ナワズ・シャリフ首相はいろんな手を打ち出して再建しようとしてんねけど、とうとう不当たり出しそうやで。『デフォルト宣言』寸前や。

戦争する前に準備だけで自滅してまいよる。パキらしいマヌケぶりやろ。

この前、みんながパキに来た時は1ドル40ルピー前後やったやろ。それがドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン上がって、とうとう60ルピー突破してまいよった。5割安や。こらあかんで。

僕らの給料はドルやからエライ得する、思うやろ。ところがどっこいすってんてん、そうはいかんのや。

 

!!!外貨口座凍結!!!してまいよったんやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!

 

<中略>

 

こうなったんわ、核実験に対する各国の制裁のせいかというと、直接にはあんまり関係ないねん。制裁いうたかて進行中の援助を停止するとかそういう強硬なもんはなかったからな。来年の新規援助はもうおまへんでいうこっちゃ。しかし、問題は元々パキはそういう援助(つまり借金)のおかげでほとんど首が回らん状態になっとって、その利子だけでも払うためにIMFから金借りとったんやけど、それがG8がやいのやいの言うてIMFも出さん言い出したことや。ほな、今日からもう利子払われへんからパンクや。

 

『デフォルト宣言』されると口座に入ってるお金はすべてパーや。パーやで、パー。なんちゅうことしてくれんねん。5月くらいからこうなるような気がしとったから、ちびちび金は引き出し取った。チェックの支払っちゅうのもあるから全部おろすわけにもいかんから、残額は少し残るようにしとった。しかし、いっぺんにワッとおろすのは取りつけ騒ぎを先頭立って起こすようなもんやし、ようないかなと思て自粛しとったんや。しかし、実際全額おろすいう奴も出てきとった。外国民間企業なんかはむかついて、ドル口座のドルを全額おろしてたな、全部ルピーで!!外交官と国連職員以外はドル口座もルピーにされてもたんや。外国企業の損失はかなり大きいと思うで。

そういうわけで、僕らの口座がどうなるかまだ分からんけど、もしパーになったとしても僕の被害は1500ドルほどや。まだ、なんかチェックで支払できるもんあったら、ドンドンチェック切って使い切りたいとこやけど、なんもないなあ。

 

しかし、パッキ的なんは、5月の外貨口座凍結の御触書が出る前にパキ政・財・官界のド大金持ちはみ〜んなそういうのを知らされてちゃっちゃと自分のお金を全部外国にある口座に移したっちゅうこっちゃ。これでは、政府に真剣に危機を乗り越えようなんて思う奴おらんで。少なくとも自分のお金だけは安泰やねんからな。

 

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98/07/12

----T・I----

国が破産したらどうなるんや?やっぱり債権国には借した金は泣いてもろて、

国中の金目のもんはみんな差し押さえの紙貼って競売にかけて、

その売り上げ金を債権国に分配して、破産国は禁治産国になって、二度と

借金はできんようになるんか?

 

<中略>

 

愚問かもしれんけど、そういうパキ政・ 財・官界のド大金持ちも、みんな

イスラム教徒なんやろ?イランやアフガンは別として、パキはイスラーム世界の

中でもかなりイスラーム法が幅きかせてる国いう印象もったけど、

そういう腐敗した政府に「天ちゅう」を下す、例えばタリバンみたいな

厳格なイスラーム教徒、イスラーム原理主義なんかが、なんであらわれへんのやろ。

 

 

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98/07/12

----B・D----

 素朴な質問で申し訳ないが、外貨口座が凍結されたら、たとえば、口座内のドルをルピーに替えて金をおろすちゅうこともでけへんのか? ドルはみんなお上のもんになってまうんか。

 

<中略>

 

 ということは、日本の銀行がパキに貸しとる金(そんなもんあるんかどうか知らへんけど、債権ぐらいは買うてるんとちゃうか。それに政府も貸しとるやろ)もパーやな。別に日本の銀行だけやのうて、世界中の銀行の金がパーやな。えらいこっちゃがな。現地に工場もっとる企業もぶっとぶな。みんなパーやな。みんなパー、みんなパーのパーキスターンなどとアホなこと言うてる場合やないな。ついでに、インドまで同じことをやったら、大変でっせ。おまけに、IMFにいじめ抜かれたインドネシアとか、アメリカの投機筋にしてやられたマレーシアなんかも、その手があったかと同じこと始めたら、世界中大恐慌で、アメリカのバブルも一気に吹っ飛びまんな。そんなことには、まあ、ならんやろけど。

 とは言うても、『文芸春秋』を読んどったら、マレーシアの首相マハティール・ビン・モハマッドなんか、相当アメリカのことを恨んどるな。実際、インドネシアのルピアなんか、思惑買いでせんど値を上げられたうえで、一気に売り払われて、今のざまやもんな。その動きに連動して、自国の通貨を売り浴びせられた東南アジアの国々は心中穏やかではないはずや。だいたい、融資するかどうかに、アメリカ政府が決定権を持っとるようなIMFが何時までも信用を保ってられるはずがない。もし、これでパキがデフォルトしたら、IMFひいてはアメリカ政府の失策として、諸国の冷たい視線を浴びることになるやろな。追いつめすぎなんや。

 

 

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98/07/13

----R・B----

> 国が破産したらどうなるんや?やっぱり債権国には借した金は泣いてもろて、

> 国中の金目のもんはみんな差し押さえの紙貼って競売にかけて、

> その売り上げ金を債権国に分配して、破産国は禁治産国になって、二度と

> 借金はできんようになるんか?

 

ホンマはそうなるはずや。ところが、結局そうならんみたいや。事実上は破産してる国はなんぼでもあんのに、そんなことなってる国ないやろ。なんやかんや言うて、みんな追い金突っ込むからな。

 

> 厳格なイスラーム教徒、イスラーム原理主義なんかが、なんであらわれへんのやろ。

 

おらんなあ。せやから、イスラムそのものがおかしい言う奴が現れるんや。

 

>  素朴な質問で申し訳ないが、外貨口座が凍結されたら、たとえば、口座内のドルをルピーに

> 替えて金をおろすちゅうこともでけへんのか? ドルはみんなお上のもんになってまうんか。

 

ルピーに替えておろすことは10000ルピーという上限つけて出来とった。しかし、それもでけんようなったんや。ドルがお上のもんなるかいうたら、元々そうや。簡単にいうと、客が預けてる金でやりくりしとったんやけど、それがなくなってもうたんや。

 

>  ということは、日本の銀行がパキに貸しとる金(そんなもんあるんかどうか知らへんけど、

> 債権ぐらいは買うてるんとちゃうか。それに政府も貸しとるやろ)もパーやな。

 

みんなパーやで。新聞の論調みとったら、首相は覚悟決めとるで。国民にも覚悟せえ、せえ、いうてやかましい、やかましい。外国に住んでるリッチなパキ人に金送れ、いうポスター作りよったで。誰が送んねん、思うけどな。国内でも独立基金とかいうて募金し始めよった。戦争経済突入や。

 

>  とは言うても、『文芸春秋』を読んどったら、マレーシアの首相マハティール・ビン・モハ

> マッドなんか、相当アメリカのことを恨んどるな。

 

マハティールは怒ってるで。欧米は東南アジアでムチャしよった。日本が進出しとったら、経済侵攻やとかぬかしとったけど、日本の方がよっぽど地道に長期的なこと考えて進出しとったで。日本も製造業にはええとこあるんや。しかし、欧米は短期勝負しようとするから、かき回して終わりやがな。東南アジアの日本に対する怨恨が欧米を誘致してしもたんやけど、これは裏目に出たな。もっとも、日本の政治家が頼りないから、見切り付けられたという点もあるんやけど。しかし、マハティールはリーダーとしては最高やな思うで。あの人おらんかったら、マレーシアはあんなに成長せんかったのは確実や。

 

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98/07/13

----T・I----

ある本によると、「湿度がゼロなら摂氏130度の熱気の中でも

20分は耐えられるが、湿った空気の中では摂氏46〜49度

ぐらいが限界である」らしいで。ラホールで人間が生きてるいうことは

湿度がない、と考えてええんやな。まさか日本みたいにじめじめ

してて、なおかつ摂氏50度もあって、みんな生死の境をさまよい

ながら生きてるいうんとちゃうやろな。

服装はどんなんや。前回と同じような服装やと死んでまうか?

一応シャルワカミーズ風のブラウスとパンツのセットこうたんやけどな。

帽子とか日傘とかサングラスは必需品か?

そっちは日傘なんか普及してなさそうやな。一本いるか?

日傘いうたら昔はおばちゃんの持ち物やったけど、今は若い女の子も

ようさしてるで。せやからかわいいのがいろいろ出てる。

 

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98/07/14

----R・B----

なんで知ってんの?そのとおりやで。暑さで死んだ人、新聞によう出てんで。湿度80%くらいで、気温45度越えとるから、ほんまに人間の限界に挑戦できまっせ。

イスラマバードはちょっとすずしなったわ。きょうなんか38度くらいちゃうか。6月が暑さのピークやから、8月はたいしたことないで。

 

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98/07/14

----T・I----

とすると、あの「沸騰したやかんの口から出てる蒸気をいっぱい集めた

部屋の中を歩いてるような」説明的な比喩のあたってるバンコックと

似た気候かえ?

 

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98/07/15

----R・B----

○○の言葉借りると「歩いてるだけで窒息しそうになる」や。どないだ?

 

<中略>

 

いろんな虫がおるけど、たぶん蟻ちゃうかな、痛なって赤なって膿出んのは。蟻殺す粉を部屋の回りにまいて1日経ってから見たら、おもろいで。「誰や、ゴマまいたんわ!」言うくらいゴロゴロ死んどる。

地下室には今ムカデもはびこってるらしいわ。同じ粉で2匹しとめたて、○○が報告しとった。

あっ、それからヤモリがむちゃくちゃようけおんで。見たことあるか?ほとんど透明の肌色したやつや。蚊とか小さい虫食いまくって腹パンパンなってその虫が透けて見えんねん。人はかまへんから、ほっとけ言うてんねんのに、○○はいちいち追い出せ言うてうるさいわ。柔いから蹴ったら潰れてまいよんねん。殺す気はないのに、残念やけどつかむのもいややしなあ。蚊食うてくれんのに気の毒なこっちゃで。

 

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98/07/27

----KMS----


よく外国で飛行機事故があると、日本ではその報道の最後に必ず「なお、乗客に日本人はいなかった模様です」と伝えてニュースをしめくくる。まあ、それによって近辺に身内を出している日本の人々はほっとするのだろうが、どうもいつも違和感をともなう常套句のひとつでもある。

その意味ではタジキスタンのニュースは、勿論、事故ではないが、「乗客に日本人」(それもTVのニュース・ショーでもお馴染の顔(名前よりも仕事よりも顔のほうが知られていたと思う<TVというのはそういうメディアでもある)の人だっただけに、報道に触れた日本の人々はほとんど「あ、あの人か」とわたしを含めて思ったはずだ。実際、主婦向けのワイドショーでもニュースは伝えられ、自民党総裁選のさなかにある小渕外相(きょう新総裁に決まった)までが「彼は私が推薦した」みたなことを言ってその衝撃を吐露していた。そんなことが、臨時ニュースが伝わった夜の翌朝から翌日、さらに翌々日まで続き、現在では遺体がいつ戻ってくるかということがニュースになっている。このニュースは、おりしもカンボジアの選挙とのつながりで、PKOによる自衛隊派遣のさなかに現地で殺害された日本人のボランティアの青年の父親がその青年が亡くなった現場に学校を贈呈して開校したニュースなどとともに、それほどではないが不思議な「注目度」を集め、(物語としての必要上)過去のニューズリールを適当にあしらったコンパクトなタジキスタン情勢の解説も流された。し・・かしながら、残念なことに、言うまでもなく、それは「乗客に日本人いた」飛行機事故としての興味のみがひろがった。「兄は日本政府の積極的な介入を訴えていた」と涙にくれる秋野氏の実弟の映像もそのメッセージよりも物語のほうに加担するかたちとなった。勿論、まっとうなニュース番組では、つまり最低限の事実しか伝えないことで(乗客に日本人がいた)物語への加担を回避する節操を見せてはいたが、いかんせん事実がまだ推測をバックグラウンドにして語られねばならない段階だけに事件の衝撃は伝わりにくく、人の驚きは、手頃な(よく知っている)物語のほうに収斂していきがちだ。いきなり「タジキスタン」と言われても、それは難しい。

ただ、ぼくがひじょうに奇異に思うのは、いまだに秋野氏とともに任務中に襲撃されて亡くなった他の3名の名前も顔もいっさい報じられていないということだ。かろうじてその国籍のみが報じられているだけだ。秋野氏の顔写真とともに他の人々の顔と名前が伝えられるのが当然だと思うのだが、(また、実際にそういう新聞紙面やTVニュースの映像を容易に頭の中でヴィジュアライズできるだが)、にもかかわらず他の犠牲者の名前と顔はついぞ報じられていない。

つまり、「乗客の外国人」は誰でもよく、日本人の読者や視聴者はそういう情報を必要としていないという判断からか、それらは不要な情報としてあらかじめカットされてしまっている。したがって、ハビビさんの不慮の最期は、そうした出来事があったことすらも、そうした人がいたことすらも、日本ではニュースとなる「資格」を欠いたままついぞ報じられることはなく、おそらくは何かの折りに(早ければこの秋にでも)日本にとってアフガニスタンがクローズアップされてきた際に、どこかの勘のいいTVディレクターがその「物語」を伝え聞き、それを「ノンフィクション」として「特集」のひとつに挿入するなどして伝えることはありうるだろう。(ヤだろ!)しかし、それが「難民」や「国家の存亡」といった視野の拡大を促し、喚起するものとなることはまずありえないだろう。なぜなら、伝える側も受け取る側も、あらかじめよく知った「物語」という枠(というか、文字通り、それこそ「コード」進行)にのせて語られてしまうからだ。そして、実は「小説」([映画」もそう)というのは、そういう「物語」をひとつの動力装置のように核として据えながら、あらゆるものが・・簡単にすべてその「物語」に回収されていってしまうことに〔語る者として)異議を呈し、そうした求心的な統御作用を拒否して、その「物語」から外へ外へと逸脱すべく(真摯に思考し)言葉を連ねていく、そうした、けっして容易ではない運動の軌跡(としての文章、または映像の連なり)をいう。

おそらく何かについてきちんと語ろうとすると、おのずとそういう困難に直面するだろう。そして、それはただ「語る」ことばかりとは限らないだろう。


それから、もちろん、ぼくがあえて言うことではないが、

それが起こりうるのはわかっていたことですよね。(起こるべくして起こったとは言いませんが)、そこに悔しさもあると思います。彼のような立場の人たちにとって、そういう危険な大きな波がすぐ近くまできていたことは、これまでの山本さんからのメールにも何度かあったし、その波が今回実際についにハビビさんをのみこむことになってしまったのだと思います。政治ということなのだろうけれども、それはタリバンにしか意味のないことだ。そして、タリバンによるカブール市内での国連関連施設の強制閉鎖と退去命令というのが、呼応しあっていることもまた明白だと思うのが自然なことだ。


どうなるのだろう?

かりに北部の諸派連合が軍事的な優位を得て南下してくるというような情勢であれば、PKOの名目で各国の軍隊がアフガンに入る可能性も名目も出てくるだろうが、タリバンの支配地域が広がる中でのこういう事態は、つまり、もはや安全な国連の援助活動はありえないということなのだろう。(「安全な活動が保障されなければ、いっさいの援助活動を引き上げる」と言ったアレは、やっぱりマズかったんじゃないかと外野から心配してしまう。もちろん、安全を求めることは当然なことだが、「引き上げ」を交渉の材料として持ち出したのは、あのときにも思ったが、常識的に考えてもいかにも安易なことに思える。更迭ものだ。

当然、タリバンは勢力内の最右派だかにやらせ放題にしとくだろう。

と、ここで疑問に思うのは、タリバンが国連に要求しているのは、片方で援助であり、もう片方で原理主義的な秩序実現の邪魔をするな(つまり人権云々だまらっしゃい)ということなだけ? ほかに何かタリバンの側としては国連に対して文句があるわけ? あんまりそういうのはないように思えるのだが。


では、また。
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98/07/27

----CHI----

>ただ、ぼくがひじょうに奇異に思うのは、いまだに秋野氏とともに
>任務中に襲撃されて亡くなった他の3名の名前も顔もいっさい報じ
>られていないということだ。

これは同感やった。私も「他3名」がどういう任務の人なんか、
どこの人なんか知りたいと思って、あれからずっと気にして新聞
読んでるけど、「他3名」からいっこうに情報が増えへん。
変やな。

今日銀行に両替しに行った。
「30万ほどドルに替えてんか。キャッシュやで、キャッシュ。」
「紙幣の組み合わせは如何いたしましょう。」
「すぐにルピーに替えるから何でもええわ。」
「ルピーというとインドネシアですか?」
「いや、パキスタンや。」
「・・・・・・それはまた、マニアックなとこへ。」
でた!おなじみの反応!
「全部キャッシュですか?トラベラーズチケットというのも
ありますが。」
「いんや。キャッシュが一番らしい。」
「国によっては100ドル札受け取ってくれないところもあるようですよ。
偽札かもしれないと疑って。」
「パキは今ドル欲しがってるから、偽札でもドルやったら喜んで受け取るやろ。」
「はあ、そうですか・・・」
というような会話を交わして、手の切れるようなピンピンのドル札2100ドル分
持って帰ってきた。しかし、こんなピンピンのきれいな札、初めて見たわ。
かえって疑われそうやな。

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98/07/28

----RB----

>「すぐにルピーに替えるから何でもええわ。」

甘いな。パキとかアフガンでは小さいドル紙幣は両替率悪なるんや。100ドル札が一番ええ率や。
と書いたろと思たら、

>「国によっては100ドル札受け取ってくれないところもあるようですよ。
> 偽札かもしれないと疑って。」

てか?どこの国や、それ。ほんまかいな。20ドル札やったら偽札の疑惑は減るんか?
分からんな。
あっ、小さいドル札混じってても心配いらんで。得意先で替えたら同じ率でやってくれる。もし知らんとこで替えるんやったら100ドル札使た方がええな。


>これは同感やった。私も「他3名」がどういう任務の人なんか、
>どこの人なんか知りたいと思って、あれからずっと気にして新聞
>読んでるけど、「他3名」からいっこうに情報が増えへん。
>変やな。

最初のニュースでカットしてまいよったから、もう出てこんのやろ。こっちの新聞で出てたのは、うろ覚えやけど、パプアニューギニアの政務官、現地人の通訳と運転手の3人や。

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98/07/28

----HAN----

> こっちの新聞で出てたのは、うろ覚えやけど、パプアニューギニアの政務官、現地人の通訳と運転手の3人や。

「殺害されたのは秋野氏の他、ポーランド人とウルグアイ人の軍事監視団、タジキスタン人通訳」やそうや。
(7/22 サンケイ新聞・朝刊より)

「内二人はウルグアイ人とポーランド人の軍人で丸腰だった」
(7/22 サンケイ新聞・夕刊より)

(1)
> よく外国で飛行機事故があると、日本ではその報道の最後に必ず「なお、乗客に日本人はいなかった模様です」と伝えてニュースをしめくくる> 。まあ、それによって近辺に身内を出している日本の人々はほっとするのだろうが、どうもいつも違和感をともなう常套句のひとつでもある。
(2)
> ただ、ぼくがひじょうに奇異に思うのは、いまだに秋野氏とともに任務中に襲撃されて亡くなった他の3名の名前も顔もいっさい報じられてい> ないということだ。かろうじてその国籍のみが報じられているだけだ。秋野氏の顔写真とともに他の人々の顔と名前が伝えられるのが当然だと> 思うのだが、(また、実際にそういう新聞紙面やTVニュースの映像を容易に頭の中でヴィジュアライズできるだが)、にもかかわらず他の犠> 牲者の名前と顔はついぞ報じられていない。
> つまり、「乗客の外国人」は誰でもよく、日本人の読者や視聴者はそういう情報を必要としていないという判断からか、それらは不要な情報と> してあらかじめカットされてしまっている。

(1)違和感を伴う常套句である事は全く同感やで。

(2)上記(1)と同様に確かに一見、奇異やわなぁ。
   しかしなぁ、内二人は軍人、一人は通訳。日本のマスコミが世界中で死んで行く軍人の名前や顔を報道するかぇ。
   あの一連の報道はロビンフッド氏がまさに言うてる様に
   (TVのニュース・ショーでもお馴染の顔)の秋野っちゅう人についてだけの報道やろ。

マスコミの世界(だけや無いかもしれんが)では人の命の値段(=価値、値打ち)には安いのんと高いのんがあるのは今に始まった事やない。