1998/07/09

<岡田監督が何故、批判されるのを承知で城を使い続けたのか、についての俺の独断と偏見>

カズをスイスの合宿に連れて行ったあたりになんか問題が隠されてとった。

岡田はハナからカズを戦力外と思てたはずや。テストマッチでもほとんど使ってないし。

スイス行きの25人の発表前の韓国戦では代表メンバーから一回はずしとる。

普通やったらそのままはずすやろ。

敢えてメンバーに入れたんは、これまでの海外での経験を認めて選手の精神的な支柱として必要な存在と考えたからかと思とった。

それをあの時点ではずすしておいて、以外なくらい反発を喰らって驚いたって記者会見せなあかんほど、岡田はアホや無いと思てる。

そもそも本人は代表に入れたく無かったんとちゃうかな。

それを読売側が察知してサッカー協会に怒鳴りの一つも入れたんとちゃうか。

ほんで上からの意向でしぶしぶ入れた。

スイスへ行って代表からはずれるのはホンマは、キーパー1人、最年少の市川、ほとんど試合で使って無い平野あたりの予定やった。

そこからが岡田の反乱や。もうええ加減に協会の言いなりになるんは止めや、と決意してカズ、北澤をはずした。

マスコミの反応は「ようやった」と「なんでやねん」の半々ちゅうとこか。これも岡田の想定通りや。

読売の社長が怒りだすのも想定通りやったやろう。

ただ、岡田にも一つ誤算が有った。

カズにそれを言い渡す時のセリフを考えて無かったんや。

「カズ、すまんが今回は君のポジションが無いんや」

「それ、どういう意味やねん」

「いや今回は強豪相手で、FWといえども守備が出来るメンバーに絞りたいんや」

「FWが守備に徹し取ったら点とられへんやろ。FWの仕事は点取ってなんぼじゃ」

「点とられへんのは、お前もそうやないか。WC予選の第1戦だけやないかい、点取ったんわ」

「何ぬかしとんねん。俺はこれまで日本代表の柱をやってきたんじゃい。俺が抜けたら柱は誰にするんじゃ」

「ん、ん、・・・じ、じ、じょ、じょ、じょ、城や。文句あるか。これからの日本の代表は城じゃ」

「くっくっくっそう。デカビタCのコマーシャルで城にいんじゃん負けたるんやなかった。このままやったら俺のコマーシャル依頼も二度とけーへん様になってまう。なんとかせな・・・・・ウジウジウジウジ」

「何、ぶつぶつ言うとんねん」

「なんでもないわい。テストマッチ含めてここ何試合も城が決定的なチャンスはずしとんのんわかっとるやろ。それでも城でいくんやな」

「じょ、じょ、城で行く。文句あるか」

「一戦目で決定的なんはずしたらどないすんねん。それでも城か」

「(・・・一戦目はアルゼンチンやそんな場面あるかいな)当然城や」

「ほな2戦目も3戦目も城で行くっちゅうわけやな」

「そ、そ、そうや。城を柱にするんやから」

 

かなりのやり取りが交わされたんやろう。なんせカズのトレードマークの背番号11を早速、小野にやってまうあたりからも想像がつく。

その結果、岡田は「これからは城を柱としてやって行く」と口走ってもうて、会見でもその勢いで言うてもうた。

城を使わなしゃーない、とこうなった訳やな。

ところが試合が始まってみると、アルゼンチンもクロアチアも守備固めをして来て日本がやろうとしてたはずの一発カウンター狙いを相手がしてきよった。で、結構責め上がるチャンスも有ったんやな。

ただ、一点取られてからのゲーム運びをそれまでと同じにしてたところに問題がある。

アルゼンチン戦でも結構攻めるチャンスはあったんやけど、中盤が薄いというか押し上げが無いと言うか、前線でこぼれたボールを拾いに行く2列目がおれへんかった。一点取られる前はそれでも別に良かったんやが、一点取られたら戦法を変えなあかんで。

1−0で負けても負けは負け5−0で負けても負けは負けやねんから。

勝って勝ち点3を取りに行くんか引き分けて勝ち点1を取りに行くんかのどっちかやろ。負けは何点入れられて負けようと勝ち点0や。

試合後のインタビューで名波が言うとった。何度か上がろうと思ったんですが、オルテガのマークを放す訳にはいかないので、と。

一点取られた後も戦い方を変えよか、と言う気持ちが彼には無かった訳や。これは岡田も同じで、攻撃中心の布陣に後半から変えてもええのに、メンバー交代をしたんが後半の終わり間際や。たったの10分やそこらで交替選手に答えを出せと言うのはちょっと酷やで。

クロアチア戦でも結局同じ事をしてもうた。今度絶対に勝ちに行くはずのジャマイカ戦は前半から攻撃主体の布陣で行くはずが、「城が柱」と口走った自分の言葉に縛られてそのままのメンバーでやってもうた。

後半の途中で、二人ほど入れ替えたらごっつい攻撃主体のええ雰囲気になったけど、もう間に合わなんだ。

今回のワールドカップで予選を通して最も力を発揮したんが秋田やと思う。その次が相馬。中田に関してはレベルは高いが試合毎に結構、ムラがある選手やと思った。某感冒ではいつも中田絶賛やったけどな。○はんがちょっとファンやったらゲーム内容もクソも関係無く無条件で中田礼賛になってまいよる。

井原は予選の時は、感じへんかったけど本戦では、ちょっと世界のスピードについていって無い様な気がした。判断力だけでなんとか守っとったけど、今や若手の斉藤の方がええ様な気もした。小村に関しては全くついて行けて無い。なんで昔強かった(今はさほどでもない)横浜マリノスの選手こんなにようけ代表に選ばれてんねやろ。

で冒頭の負けて案外正解、ちゅうのは協会側は岡田に次のオリンピックの監督もその次の2002年のワールドカップでの監督もやらす腹づもりやったみたいやから、一回ちゃんと負けて交替してもろて良かったと思てんねんけどな。

ジャマイカに勝ってたら「韓国でも為し得て無いWCでの一勝」で大喜びしてるところやで。

このサッカー協会の古狸がクセ者で、そもそも今回の予選が始まるはるか前に代表の監督選びを加藤久率いるサッカー強化委員会が協会から一任されて、彼らが選んだのが、べンゲル、ザガロフ、ネルシーニョとかの外国人の監督やった。

ところが、協会側はあくまで日本人監督にこだわり、加藤久等の選択を一方的に無視して日本人の加茂を監督に決めてまいよった。

この結果を受けて加藤久は烈火の如く怒り、強化委員を止めた。このあたりから、日本のサッカーがとんでも無い爺さん連中に引きずられて来た事に大抵の人は気がついて来た。

そうやったんか。メキシコ五輪以来、世界の檜舞台に上がられへんかったんはこの連中が居ったからちゃうか、と。

2002年まで居座り続けるつもりやったこの連中をひきずり降ろすネタが今回の3連敗でやっと出来たわけやな。